小川誠子先生への大竹英雄先生からの追悼文

本来は2020年3月15日に行われる予定だった「県アマ棋聖戦」の時に、昨年11月15日に亡くなれた福井市生まれの故小川誠子先生の追悼を行う予定でした。大会は延期となりましたので、その時、披露する予定だった日本棋院顧問 大竹英雄名誉棋聖の追悼文をご紹介します。


 去る11月15日にご家族の方から突然の訃報があり、ずいぶん月日が経ちましたがいまだに哀惜の念に堪えません。
 私と彼女は同じ木谷一門の兄妹弟子という間柄です。私たち同じ門下生として、もう少し強く養生するように言うべきだったと後悔するばかりです。
 彼女ほど皆に慕われ、愛され、尊敬される女流棋士は知りません。ただ、彼女を慕う多くの女流棋士が彼女を見習って、後に続いてくれると思います。
 それを支えに、誠子先生が空の上から見届けてくれることを祈って日本棋院は頑張っていきたいと思います。
 ファンの皆様には本当に長い間ありがとうございました。
 御礼とご冥福を申し上げます。

    公益財団法人 日本棋院 顧問 大竹英雄名誉棋聖